DBSについて知る

DBSで使用する機器

DBSで使用する機器には、いくつか種類があります。

「非充電式」と「充電式」

非充電式刺激装置と充電式刺激装置

非充電式の特徴は、充電の手間がかからないことです。使用状況により異なりますが、電池は3〜5年ほど持ちます。電池が少なくなったら、新しい機器に交換します。

充電式の特徴は、定期的な充電が必要ですが、電池が非充電式より長持ちしますので機器を交換する頻度が少なくてすむことです。充電は、機器を植込んだ部位に専用の充電器を当てて行います。充電時間や頻度は使用状況により異なりますが、約1〜2時間の充電を週1〜2回程度行うケースが一般的です。充電は、ご自身の生活リズムに合わせ、行っていただけます。ただし、充電する手間を考えると、すべての患者さんに勧められるわけではありません。

「MRI対応」と「MRI非対応」

MRI 撮影イメージ
写真提供:三重大学 神経内科 松浦 慶太 先生

非充電式と充電式にはいずれも、「MRIを撮ることができる機器」と「MRIを撮ることができない機器」があります。「MRIを撮ることができる機器」では、一定の条件を満たすとで、全身のMRIを撮ることができます。

MRI検査は、脳梗塞や椎間板ヘルニア、靱帯断裂、がんなどの発見や診断に使用されるため、この点も考慮して機器を選択する必要があります。

MRIに関する詳しい情報は、こちら(日本メドトロニックウェブサイトへ)


執筆藤本 健一 先生(自治医大ステーション・ブレインクリニック 神経内科)

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