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講演会レポート(第2回日本パーキンソン病コングレス)

講演会レポート 目次

セミナーで取り上げていない質問事項

質問1手術前に準備、或は整理すべきことは何ですか。
自分の体験から、術前に準備や整理をしていて助かったこと、或は、術前にしておくべきだったと反省したことなど。

【傍島】手術前は、何かを準備しようとか、整理しておこうなどとは思う気持ちのゆとりはありませんでした。とにかく「いつオフがくるか」自分では予測がつかない日々でした。強いて言えば「風邪をひかない事」です。風邪は体力をガクッと落とします。

【佐藤】私はインターネットで術式等を確認しました。


質問2国内外の旅行はどこでも問題無く行けますか?注意することはありますか?

【傍島】行けます。ただし気持ちの問題が大きいです。海外の空港では非常に丁寧に扱われました。その点日本では、担当者のちょっと面倒だなという表情がありありです。例えば、用心の為ステッキを持ち歩きますが、ボディタッチが終わって杖を探したら、もう一度レントゲン透視検査に回されていて、ベルトコンベアで検査場の先の方に行ってしまっているとか、取りに行くのが大変な思いをしました。係員は急がしいのか、検査の済んだ杖には無関心でした。とはいえ、ぺ―スメーカなどとはっきり主張し、トランジットの行程が長い空港では予め空港担当者に伝えることです。成田で話せばその便が目的地につく時間に先方の空港で係員が待機してくれています。

【佐藤】術後まだ飛行機には搭乗していません。出張で各地に移動していますが特に問題はありません。


質問3術前術後、飲酒は問題ありませんか?或は、減りましたか?増えましたか?

【傍島】 余り飲まなくなりました。夜は九時頃寝てしまいます。

【佐藤】 全く問題ありません。


質問4運動は何かされていますか?

【傍島】 ゴルフと毎朝の五分程度の体操をしています。

【佐藤】 ボルダリング(スポーツクライミング)をしています。


質問5 友人がパーキンソン病になり10年近くなります。
元気な頃からやっていたソフトバレーをリハビリにと立ち上げ、5年くらいになります。
この所、薬の量も増え途中で薬を2、3回飲むことがあります。背が高いので手を伸ばせばブロックになり、サーブ、レシーブ、パスも激しく動くわけではありませんができます。ソフトバレーが彼にとって精神的にも救いとなっています。
私はナースで動きが以前に比べかなり悪くなっているのが分かるため、2年近く前からDBSを勧めていました。手術が恐い、ソフトバレーができなくなることを懸念し、全く聞き耳を持つ様子がありませんでした。最近になり、やっとDBSを考えるようになりました。
ソフトバレーが引き続きできるのなら、と考えているようです。胸に刺激装置を植え込むようですが、ソフトバレーでは両手をあげたり、振り下ろしたりします。その動作による悪影響が出るのか?と、私自身も不安に思い始めています。わかる範囲で結構ですのでお答えください!よろしくお願いします。

【大山】 基本的には日常生活やスポーツにおける動作には影響はありません。もちろん、症状の程度により主治医と相談が必要になりますが、原則的には、手術前に行っていたスポーツのほとんどは手術後にも継続は可能です。


質問6電池交換は何年間かたったら交換すると聞きましたが、頭に入れるリードは一生使い続けるものなのですか?やり直しとか交換とかは絶対に出来ないものですか?

【大山】 原則的に一度入れたリードは交換しません。電池のみの交換になります。ただし、感染のため抜かなければならない場合や、電極位置が不適当で効果が不十分である場合は入れ直しをすることは可能です。





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